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ひょっとして、もしかして、やっぱり日本人(2004/11/30 更新)
 北京のあちこちで、「むむむ?この人は、ひょっとして日本人?」と思しき個人、もしくは集団を見かけることがあります。
 その人が日本人か否かは直接声をかけて確かめるのが一番ですが、相手も外国の町でいきなり「日本人ですか?」なんて話しかけられるのも迷惑でしょうから、普段はそんなことはしません。
 中国人の殆ど大部分を占める漢民族は、我々日本人と本当に良く似た顔つきをしています。繁華街にたむろする若い世代はとくに、服装が垢抜けているためか、日本の渋谷や新宿の若者とそんなに変わりません。そういうわけで若者については日本人の留学生か、はては旅行者か全然分かりません。買い物をしていて、ふと日本語が聞こえてきて、「あ!日本人だったんだぁ、あの女の子たち」と思うこともしばしば。
 ところがビジネスマンと年配の人たち(特に女性)は、「いかにも日本人ね」とたいてい分かります。
 北京には台湾や韓国、香港をはじめ、アジア各地から旅行者が訪れます。それでも彼ら旅行者と、日本のビジネスマンや日本の年配の人とは比較的見分けが付きます。
 ビジネスマンの場合は、(1)スーツ、(2)白いワイシャツ、(3)髪型  でだいた日本人だと分かります。中国のビジネスマンは、社長でもあまりスーツは着ません。仮にスーツを着ても、ワイシャツは暗めの色を選びます。そして仮に白のワイシャツを着ていても、髪型を見ればなんとなく分かります。 それでも分からない場合・・・・・・身長かな?日本の年配のビジネスマンは比較的背が低い人が多いように感じます。50歳くらいの人で、日本人みたいな顔つきで、ビシッと決めたスーツを着ていて、・・・・180cmくらいあったら日本人じゃないですよね?
 次に年配の旅行者ですが、これはもう簡単に見分けが付きます。特に女性は、(1)頭髪のヘアカラー、(2)厚化粧、 最後に(3)装飾品・服装、これでほぼ100%分かります。他のアジア諸国の旅行者と比較しても、日本の年配の旅行者は明らかに際立っています。
 一方、男性の場合はシンプルな服装をしてると、なかなか日本人だとは分からないことも。ただ帽子を被っていたりすると、男性でも「ん?日本人か?」と思ったりします。
 年配の日本人旅行者(女性)について面白い話を一つ。ある日、繁華街を歩いていると、団体の日本人旅行者と思しき一団に出くわしました。彼らは、かなり離れたところからでも「あ〜あ、日本人ね」と分かるような、一際周囲の目を引く一団でした。面白そうなので近くづくと、ある年配の女性(以下、オバチャン)がパンダの縫いぐるみ買おうと一生懸命に店員となにやら会話しています。なんと、日本語で!
 その光景が可笑しかったのは、オバチャンが日本語で喋っているのに、店員は中国語で喋っていることです。店員は英語は分かるようですが、日本語が分かりません。オバチャンは日本語だけです。両者の会話は成立しません。困ったオバチャンは、「あら、どうしましょう。通訳さんどこに行ったかしら?李さん(通訳さんらしい)、李さん!」。通訳さんは別の誰かの通訳をしているのか、どこにいるのか見つかりません。するとオバチャンは店員に向き直り、1,000円札(!)を握り締めて、大きな声でゆっくり「あのね、分かります?これを2つ欲しいの。このお金で買えるかしら?」。
 困ったものです。このオバチャン、大きな声でゆっくり話せば、中国で日本語が通じると思っているのです。
 私はそのやり取りが可笑しくて暫く眺めていたのですが、ちょとかわいそうだと思い直し、通訳をしてやろうと近づこうとすると、やっとのことで通訳さんがオバチャンのところに到着。その後オバチャンは通訳さんに助けてもらい、無事にパンダの縫いぐるみを2つ買うことが出来ました。めでたし、めでたし。