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三輪自転車(2006/1/19 更新)
 観光地だけでなく、北京では市内のいたるところに写真のような三輪自転車を見かけます。街中で三輪自転車にお金を払って乗る人などいるのかとお思いかも知れませんが、これがどうしてどうして、とっても便利なのです。
場所はオフィス街のビルの谷間。
おじさんはお客さんを待っている様子。
 まず、北京が巨大な街であることを理解してください。広いんです、とっても。
 例えば、地図を見て目的の場所が現在地と近いことが分かったとします。
 「ほう、地下鉄だと次の駅だけど、少し行き過ぎるなぁ。タクシーもつかまらないし、じゃ歩くか」
 なんて思ったとします。しかしそれは後悔の始まりです。地図で近そうに見えても、普通はもの凄く遠いんです。
 東京での感覚そのままに「歩いてせいぜい20分くらいか?」と思ったら、1時間は覚悟しましょう。とにかく遠い。北京の市内を歩いて観光なんて無謀すぎます。歩けば、北京の街の巨大さを実感出来るので、それはそれで思い出深い観光にはなりますが。
 時間がたっぷりあり、元気一杯なら歩くのも悪くありません。徒歩で行くことで時間は掛かりますが、車からでは見過ごしてしまう様々な小さな発見と驚きがあります。
 しかしまぁそうは言っても徒歩は疲れます。荷物を持っているとなおさら。また頻繁にタクシーに乗るのも勿体無いように思えてきます。
 そこで重宝するのが三輪自転車です。運賃は距離に応じて交渉次第。ちょっとした距離なら、タクシーの数分の一の料金で済むのも嬉しいです。また、行き先を告げれば小路だって入ってくれます。北京は東京のような街中での高低差があまりないので、近場なら大抵のところへは三輪自転車でスイスイ行けます。
 三輪自転車と似た乗り物で、エンジン付きの三輪バイクがありますが私はあれが好きではありません。エンジン音がうるさいのです。その点、自転車は静かで風に当たりながら走ると実に気持ち良いです。乗りながら、後ろの座席から写真だって撮れます。タクシーの車窓から写真を撮るのは、窓を開けるしスピードが速いのでタイミングが難しいものです。
 このように便利な三輪自転車ですが、あまり遠いところへは行ってくれません。せいぜい半径1km程度でしょうか。タクシーで行くまでも無いが、徒歩は辛い、そんな距離に利用すると良いでしょう。スーパーへの買い物、郵便局、銀行へ行くときなど。
 北京はバス路線が充実していて市内を縦横に走ってます。バス停で待てば頻繁にバスがやって来るので、時刻表すらありません。地下鉄は東京に比べまだまだです。タクシーは便利ですが、普通の市民が毎日タクシーを利用するわけにも行きません。
 お客さんを乗せて市内を走る三輪自転車は、これから先どんなに地下鉄が整備されても、どんなに街が近代化されても、きっと生き残り続けるような気がします。個人的には残って欲しいと思います。