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空港の白タク(2004/7/12 更新)
- その日私が北京空港に降り立ったのは、夜も10時を過ぎた頃。この時間だと北京市内へ入るにはタクシーしかありません。(今日は出迎えがない)
- 空港で待機しているタクシーは、皆何時間も順番待ちしているので、なるべく長距離のお客さんが"上客"になります。
- しかし私はそんなに長距離のお客ではありません。タクシーの運転手に行き先を告げると、「けっ!そんな近い距離へ誰が行けるかよ!」と乗車拒否にあいます。そのときは、どういうわけかタクシー乗り場に係員はいませんでした。
- 何度かそんな"乗車拒否"に出くわしていると、白タクの運転手が声を掛けてきます。「自分はちょうど市内へ戻るから、一緒に乗っていかないか?安くする」というのです。聞けば、自分が運転するという。話し方はとっても親切そうです。
- 私はその日、何度も乗車拒否にあっていたので、「ええーい、しょうがない白タクに乗るか」と決断し、その男性の後について彼の車のところに行きました。
- 彼が私の旅行バッグを持ち車のトランクに入れ、私が車に乗ろうとすると、なんと既に別の男性が3人も車に乗っているではありませんか。トランクの中は私の荷物だけです。そうすると彼ら3人は旅行者ではありません。彼らの服装を見ましたが、あまり上品な人たちではなさそうです。「え?運転手と私の二人じゃないの?」
- 私は急に身の危険を感じました。こんな誰とも知らない人の車に乗り、変なところに連れて行かれて身包み剥がされたら、もう終わりです。しかも相手は男4人。「ヤバい、なんてバカだったんだ。早く逃げよう!」
- 私は「話が違うじゃないか!」と運転手に大きな声で言って、未だ開いているトランクから自分の荷物を取ろうとしました。するとその運転手は急に怖い顔をして、無言で私の鞄をトランクから出し、運転席に戻って車を発進させました。
- もしかしてあれは、私の勘違いだったのかも知れません。あの運転手は本当に親切心から私に声を掛けたのかも知れません。でも、用心に越したことはありません。あれは、私が中国に行って、初めて身の危険を感じた瞬間でした。あー怖かった。
- 鞄を持ってタクシー乗り場に戻ると、係員がいて、そこでやっとタクシーに乗ることが出来ました。タクシーに乗り込み、運転手に行き先を告げると、想像通り愚痴を言われました。
- 一番の問題は、タクシー運転手のマナーです。あんなに何度も乗車拒否にあうのは酷すぎます。タクシーに乗ることが出来ないから、白タクが横行するのです。当局はタクシー業界に行政指導して欲しいものです。
- 皆さんも、どんなにタクシーがつかまらなくても、見ず知らずの白タクなんか乗っちゃダメですよ。
- 上海で乗ったことのある、安心できる(?)白タクの話はこちら。
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