このページでは香港映画「花様年華」を、出演女優の
マギー・チャン(張曼玉)が着ているチャイナドレスを中心に紹介いたします。
「花様年華」は2000年製作の香港映画で、たくさんの映画賞を受賞し世界中でヒットしました。「花様年華」とは、中国語で「花のように華やかな日々」くらいの意味です。英語の題名は「In
the Mood for Love」です。日本では「満開の花のように、成熟した女性が一番輝いているとき」と紹介されました。中国語の意味と、英語の意味を併せたような訳ですね。でも私はこれが一番雰囲気が出ているような気がします。
映画の内容は簡単に言ってしまうと、同じ日にアパートの隣同士の部屋に引っ越してきた二組の夫婦が、お互いの配偶者が不倫していることを知り、悩み、そして徐々に惹かれあってゆくという、男女の恋物語です。つまり、ダブル不倫のお話です。
ストーリーはちょっと退屈なのですが(^^;)、マギー・チャンが着るチャイナドレスだけは本当に素晴らしいものがあります。感動ものです!あの襟が高く、体にピッタリのチャイナドレスはいいですね。きれいです。恐らくあれじゃ座れなかったのではと思うほどピッタリです。
何かで読みましたが、撮影中マギー・チャンはちょっと多めに食事を摂ると、チャイナドレスが着られなくなったそうです。分かるような気がします。この襟の高いチャイナドレス、あんまりカッコいいので当店でも「花様年華スタイル」としてチャイナドレスをつくってみました(こちら)。
時代は1962年〜1966年の香港
映画で用意されたチャイナドレスは一説には23着らしいのですが、私が数えると26着のように見えます。多分私の数え間違えでしょう。実際、映画の中でマギー・チャンは同じチャイナドレスを何度も着ています。チャイナドレスが替わるシーンは40回ほどありますが、「カットの度毎にチャイナドレスを着替えているのでは?」と思えるほど、しょっちゅうチャイナドレスが替わります。
見所は最初の20分間で、この短い時間に12着ものチャイナドレスが次から次へとスクリーンに現れます。20分を過ぎたころから一度着たチャイナドレスをもう一度着たりもしています。次に新しい柄のチャイナドレスが出てくるのが32分目頃からです。なんと6分間の間に5着も新しいチャイナドレスが出てきます。
「花様年華」の公式サイトはこちら。(http://www.wkw-inthemoodforlove.com/)
|