中国服とチャイナドレス専門店 水雲間
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私の写真術

撮影後、レストランで食事中のモデルさんたち。メニューは焼き餃子と焼きうどんのようなもの。美味しかったです。
この二人、本当によく食べます。

はじめに
写真術
参考図書

はじめに
 はじめにお断りしておきます。表題に「私の写真術」と銘打っておりますが、何も私が写真撮影の技術に長けているので、それを人にお教えします、というのではありません。私自身、写真は始めたばかりで、技術的なことなど分からない事だらけです。
撮影前のお化粧。念入りです。

「今日は化粧の乗りがいいわ。」
 それでも写真が好きで、初めてデジカメを手にした日から撮る枚数も急に多くなり、徐々にではありますが私なりの写真撮影術みたいなものが出来上がってきました。ここでは私が、そんな「写真術」と称しているやりかたの一つをご紹介します。
<デジカメ>
 デジカメとの出会いが、私が写真にのめり込むキッカケでした。なんと言ってもデジカメは従来の35mm銀塩フィルム(普通の写真フィルムのこと)に比べてお金が掛からず、撮ったらすぐ見られて、何枚でも撮れるというのが魅力でした。ただ、最初に買った130万画素のデジカメは画素数も低く、またカメラとしての機能が十分では無かったために、暫くして1眼レフ・タイプのものを新たに買いました。私が買った一眼レフのデジカメは、画質等では35mmの一眼レフに劣るものの、アマチュアの私にとっては十分なものでした。
3人揃ってハイ、チーズ。
写真術
 写真術と言っても、私の場合はとても簡単で、「真剣になってファインダーを覗き、『今だ!』と思った瞬間にシャッターを押す」というものです。これが全てです。「なんだ、そりゃ?」とお思いの方もいるかも知れませんが、私にはこれが非常に効果があります。以下、このやり方に効果があると、身をもって感じた体験談をお話いたします。
カメラに向かってピース。普通の化粧のときはこんな感じのモデルさん。
 それは私が中国のとある場所でチャイナドレスの撮影をしていた時のことです。機材は1眼レフのデジカメ1台と130万画素のデジカメ1台、メモリーは1Gバイトのマイクロドライブ1枚と、16Mバイトのコンパクトフラッシュ1枚の計2枚。バックアップのことは考えていませんでしたが、これがあだとなりました。「1Gのマイクロドライブがあれば何百枚でも撮れる」と、そのことばかり考え、まさかマイクロドライブが故障することまでは考えていませんでした。
「ちょっと、ここ寒いわよ。早くして頂戴!」

はいはい、急いでやってます。
 撮影は2日間の予定で、2日目もそろそろ終わりに近づいた頃、それが起きました。その日は日本への帰国前日で、1Gのマイクロドライブには数百枚の写真が収められていました。写真はチャイナドレスが主ですが、枚数が多くなったのは露出を変えたり、モデルの女性のポーズを変えたりと、同じチャイナドレスを何枚も何枚も撮影したからでした。時にはカメラの連写機能も使い、パシャパシャ、パシャパシャと撮影していました。
気合を入れて化粧して、中国美人に変身です。

「どう?こんな感じで?」
 私は「何枚でも撮影できるさ。たくさん撮れば、その内の何枚かはいい写真があるさ」と思っていたのです。モデルの女性にもそう伝えてありました。
 調子よく撮っていた時、突然シャッターが押せなくなりました。カメラの液晶ディスプレーを見ると、「**** failure 」のメッセージ。操作を誤ったのかと思い、電源を入れ直して見るが、ダメ。設定の初期リセットを行うが、これもダメ。撮影した写真を見ようとしてもダメ。何をやっても同じ「failure 」のメッセージ。悪寒が走りました。
 「やばい、どうしよう」「これまで撮影した写真が全て消えたかもしれない」
 そう思うと頭が真っ白になって行くのが分かりました。
 「モデルにこのことが知られてはまずい。知ったら、やる気をなくす」
 一先ずモデルには休憩してもらうことにしました。
寒いので、コートを着ています。お菓子を食べて、休憩中。
 未だ撮影は終わっていない。パソコンがあればマイクロドライブの中身が見られるが、それも無い。マイクロドライブのファイルシステムの一部が壊れているだけで、写真データは無事かもしれなかった。フォーマットし直せば写真は撮れるだろうが、無事かも知れない写真データは消えてしまう。もうこのマイクロドライブは使えない。日本に帰ってから解析だ。じゃ今はどうする。16Mバイトのコンパクトフラッシュが1枚。これを使うしかない。これには130万画素のデジカメで撮った風景写真等が入っていたが、フォーマットし一眼レフに入れる。加工してHPに載せることを考え、画素数と圧縮率を決める。撮影可能枚数は20枚弱と出た。撮影対象のチャイナドレスは全部で10着。1着2枚の計算なら、全部のチャイナドレスをもう一回撮影できる。仕方ない、これが今出来る最大限だ。しかしモデルにはなんと説明すればいい。昨日撮影した写真が消えたとは言えない。
「さぁ、写真撮るからこっち向いて」
 モデルには、こう頼み込みました。
 「疲れているだろうけど、申し訳ない。念の為、バックを変えて、もう一回全部のチャイナドレスを着てもらえないだろうか?こっちのバックの方がずっとキレイだから」
 平静を装っていましたが、私の心はかなり動揺していました。撮り直しをモデルの女性が快く了解してくれたのがせめてもの救いでした。
ちょっと疲れた感じ。「ふー、まだ?」
 それからが大変でした。一枚一枚がそれこそ真剣勝負です。失敗は出来ません。自然とファインダーを覗く目にも力が入りました。
一生懸命ポーズを考えるモデルさん。

「右足を前に出したらいいかしら?」
 すると何かが変わりました。それまで見えなかった、モデルやチャイナドレスの一番美しいところが見えてきたのです。撮影対象と心が通じたかのようでした。そして私は「今だ!」「これだ!」と思った瞬間にシャッターを切ったのです。
自分のサイズより、2サイズ大きいものを着て、おどける。
 帰国してマイクロドライブをパソコンに接続して調べてみると、ファイルシステムは破壊されているものの、殆どの写真データは無事であることが分かりました。そしてマイクロドライブから救い出した写真と、1着2枚で撮影した真剣勝負の写真とを比べると、多少予想していたことでしたが、真剣勝負で撮影した写真の方が、露出やポーズを変えて何枚も撮影したり連写したりした写真よりも出来が良かったのです。
誰か、何か可笑しなことを言った?
 こうして私は確信したのです「真剣になってファインダーを覗き、『今だ!』と思った瞬間にシャッターを押すのが私の写真術で、これに勝るものは無い」と。
ドレスと髪形を変えて、また撮影。

「凄く美人♪私もまだまだよ!」
参考図書
 写真に関して私がオススメする本は「プロ並みに撮る写真術」(日沖 宗弘【著】)です。シリーズでT〜Wまで4冊出ていますが、まずTをお読み下さい。
 内容にラディカルなところもありますが、そこがまたいいのです。写真の本で、あのような啓蒙的な本は読んだことがありません。写真の本と言えば技術的なことばかりで退屈で面白くないものですが、本書は違います。本書には技術的なことはもちろん、写真に関しての精神論が語られています。とても勉強になります。
 本書は多くのアマチュア・カメラマンの心を捉える名著に違いありません。

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